プロジェクトステークホルダーマネジメント

プロジェクトステークホルダーマネジメント

プロジェクトステークホルダーマネジメント

目次



プロジェクトステークホルダーマネジメント

ステークホルダー

ステークホルダーとは利害関係者のことである。開発プロジェクトでは、システムの発注者(スポンサー)、システムのユーザー、プロジェクトのマネージャー、プロジェクトのメンバなどがステークホルダになる。

さらに、システム開発を外部に依頼する場合には、委託先もステークホルダーになる。

プロジェクトステークホルダマネジメント
  • ステークホルダー登記簿

ステークホルダーを特定するにあたり、「誰が利害関係者か」ということだけではなく、「そのプロジェクトとのかかわりの深さ」「プロジェクトへの影響力の大きさ」「ステークホルダ間の関係」も明らかにして、ステークホルダー登記簿に記載する。

管理に関するプロセスの中心は、ステークホルダー間の情報共有と意見調整であるが、特に難しいのは、開発が進んだ段階で機能追加や変更要求が発生した場合である。

コストの増大や工期の延長、開発作業の負担増など、影響が大きく及ぶ範囲が広がる。

このため、立場によって異なる多数のステークホルダの意見を調整しながら、プロジェクトを進める必要がある。

  • ステークホルダーの「利害」

利害関係者と訳されるように、ステークホルダには「利を受ける人(メリット)」と「害を被る人(デメリット)」の両方が含まれることに注目する。

例えば、システムのユーザーは業務の負担軽減(メリット)のために高機能のシステムを要求するが、機能の高度化はコストが増えるので、スポンサーにとってはデメリットとなり、開発の受注者には、受注額増加というメリットととは反対に、作業負担増というデメリットの両面が生じる。

  • PMO(Project Management Gement Office)

PMOとは、企業内プロジェクトマネジメントの支援を行う組織のことである。

PMOでは、プロジェクトのマネジメントの方式の標準化や、プロジェクトマネジメントに関する社員研修や、プロジェクトマネージャー育成など、人材の育成、プロジェクトの立ち上げから運営の支援、それと同時並行で進行しているプロジェクト間の調整などを行う。

プロジェクト人的資源マネジメント

プロジェクト人的資源マネジメントは、プロジェクト活動に必要な人材を過不足なく、適切なタイミングで確保し管理する活動である。

「人的資源」とは、プロジェクトマネージャやプロジェクトメンバーのことを指す。

マネージャのプロセスとしては、最初に必要な人材を検討し、要員を集めてプロジェクトチームを結成し、そのチームを運営管理していく。

注意すべきことは、要員の確保や管理だけでなく、プロジェクトチームの育成や要員の指導・教育も、この活動の一環として行われるということである。

参考文献・引用元

このサイトのテキストは一部以下の著作・出版物・Webサイト等より引用させて頂きました。

 

プロジェクトマネジメントの基本 ペーパーバック–2011/8/10 好川哲人 (著)

 

改訂7版 PMプロジェクトマネジメント PMBOK®ガイド対応 単行本 – 2022/3/25 中嶋 秀隆 (著)

 

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