プロジェクト調達マネジメント
目次
プロジェクト調達マネジメント
プロジェクト活動に必要となるモノやサービスを検討・計画し、プロジェクトの外部から導入して管理するのがプロジェクト調達マネジメントである。
例えば、新システムの構築プロジェクトなら、必要なサーバーやソフトウエアなどの機材をベンダから購入したり、システム開発そのものを開発ベンダに委託する場合の調達管理などが、この知識エリアに含まれ得ている。
アウトソーシングとコソーシング
アウトソーシング
業務の一部を外部の専門企業へ委託し、負担減とコスト削減を図ること。
委託した業務に関するノウハウが社内に蓄積されないデメリットもある。
コソーシング
業務丸投げではなく、社内の人員と委託先が共同で業務を行う。
これにより、委託先が持つ先進的なノウハウや技術を社内に吸収・蓄積することが出来る。
プロジェクトコミュニケーションマネジメント
プロジェクトコミュニケーションマネジメントの目的は、ステークホルダ間の適切な情報共有によって、プロジェクトを円滑に進めることである。
実際の活動では、どのタイミングで、誰から誰へ、どの情報を、どんな手段を使って伝えるのが適切かを判断して実行し、さらにやり取りされた情報を記録・管理していく。
コミュニケーション手段
プッシュ型コミュニケーション
特定の受け手に限定して情報を送る、1対1の手段である。電子メールやFAXなどがこれに分類される。
送り手はそれぞれの受け手へ個別に情報を送るため、受け手の数が多いと手間がかかってしまう。
プル型コミュニケーション
受け手自身が、蓄積された情報の中から必要なものを選んで取り出す形式で、1対多の伝達手段となる。
送り手は蓄積場所に情報を置くだけなので、手間がかからない。
反面で、受け手は能動的に蓄積場所にアプローチしないと情報が取れないというデメリットがある。
イントラネットやeラーニングなどがこの方式に分類される。
相互型のコミュニケーション
相互型のコミュニケーションは同時並行的にやり取りを行うコミュニケーション手段であり、双方向型とも呼ばれる。
電話や会議、対面での対話などが、この伝達手段に該当する。
イントラネット/e-ラーニング
イントラネットは、企業内での情報共有やコミュニケーションを目的としたネットワークのことである。
e-ラーニングは、インターネットを利用して教育・研修を行う手法のことである。
参考文献・引用元